頭痛
頭痛の症例
当院による、頭痛の症例の一部になります。
治療効果には個人差があります。
症状や病名が同一のものであっても、当院の経験に基づいた症例であり、一般的な鍼灸の効果を意味するものではありません。
あなたの症状に似た症例を、お探しください。
頭痛
- 片頭痛(偏頭痛)
- 後頭神経痛
- 緊張型頭痛
- 頭重感
- 吐き気・嘔吐
- 目の周りの痛み
- 目の奥の痛み
- こめかみの痛み
- 眉毛・おでこの痛み
- 顔面の違和感
- 三叉神経痛
解説イラストは裸モデルを使用していますが、実際は患者着を着用します。
症例1 数年間定期的に出る頭痛
患者
30代 女性
来院
2016年 11月(往診)
症状と来院理由
数年前から定期的に頭痛が出るようになった。仕事の忙しさや気圧の変化で痛みが出やすい。頭痛薬などで騙し騙し生活していたが、今回は薬を飲んでも痛みに変化が無く、後頭部と側頭部にズキズキしたり締め付けられるような痛みが続き、どうにかならないかと思い、知人の紹介で往診依頼をした。
治療内容と経過
〈1診目〉
身体を見ていくと、頚肩全体の硬さ顕著であった。活法「坐骨切り」を行い、臀部に鍼をすると、肩全体が軽くなった。軽くなったことで頚にハッキリとしたコリがあり、そこを押すと痛みが出たので、緩めるために腰と背中に鍼をし終了とした。
〈2診目〉
前回の治療後、後頭部の頭痛は気にならなくなった。側頭部はまだ締め付けられるような痛みはあるが、左側だけになっている。
左肩に硬さがあるので、臀部と手・足に1本ずつ鍼をすると、硬さが緩んだので終了とした。
〈3診目〉
頭痛はほぼ出ることが無くなった。肩に硬さの残る部分があったので、腕と背中に鍼をすると緩んだので終了とした。
その後、予防の為現在も定期的に往診して良い状態を保っている。
使用した主なツボ
胞膏LR、空髎L、合谷L、三陰交L、鉤笠L、T6(2)L
考察
頭痛は頚と肩のコリからくるのがほとんどである。日々頚肩の酷いコリ感を感じていたとのことがあり、実際頚肩全体に硬さがあったのが原因で、頭痛が長い期間定期的に続いたのだと考えられた。そのコリの原因は多岐に渡るので、一つ一つ解決させていくことで、少ない回数での改善が見られた症例であった。