ヒステリー球(咽喉頭異常感症)/梅核気の症例
当院による、ヒステリー球(咽喉頭異常感症)/梅核気の症例の一部になります。
治療効果には個人差があります。
症状や病名が同一のものであっても、当院の経験に基づいた症例であり、一般的な鍼灸の効果を意味するものではありません。
あなたの症状に似た症例を、お探しください。
解説イラストは裸モデルを使用していますが、実際は患者着を着用しております
・喉がイガイガ・ザラザラするような感じがする
・喉に何かがつかえているような感じがする
・喉に締め付けられるような感じがする
・喉に圧迫感がある、息苦しさを感じる
・食べ物が飲みこみにくい
症例1 喉がかすれて声が出しにくい
患者
60代 女性
来院
2016年 7月(往診)
症状と来院理由
ひと月程前に朝起きたら、喉がかすれる感じがした。2日後にはかすれて声が出しにくくなってきたので、医療機関を受診した。2回通ったが変化がなかったので、鍼ならなんとかなるのではないかと思い、以前ぎっくり腰で施術を受けた当院へ往診依頼をした。
施術内容と経過
<1診目>
身体を見ていくと、頚に喉の症状に関連する緊張を見つけたので、足の甲に鍼をすると緊張が緩んだ。続いて頚の前面から側面にかけて硬いコリがあり、また背部にもコリを見つけた。
手と腕に鍼をしていくと、コリが緩んだので終了とした。
<2診目>
(1週間後)前回の施術の3日後ぐらいから、かすれ感が少し減った感じがしている。1診目と同様の施術をし終了した。
<3〜5診目>
(1週間置き)同様の施術をし5診目でかすれ感がほぼ無くなったので、施術を終了とした。
使用した主なツボ
開魄R、合谷R、内関R、下尺沢R、六谿L
考察
頚の緊張が右側に多く存在した。患者様に自覚する緊張はなかったが、触診で確認すると顕著であった。緊張部位からみると前腕の緊張が1番の影響と考えられた。
丁寧に触診をし原因を見つける事が出来たことで、良い結果の出せた症例であった。